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ゴーヤ
ゴーヤ
分類
ウリ科ツルレイシ属
原産地
熱帯アジア
育てやすさ
★★★★☆
特徴

沖縄県では「ゴーヤー」、九州では「ニガゴリ」、鹿児島県の一部では「ニガゴイ」、中国語では「苦瓜」や「涼瓜」などと呼ばれている独特な苦味が特徴のウリ科植物。未熟な状態である緑の果実を食するが、完熟させると黄変色して軟らかくなる。完熟した種子の表面を覆う仮種皮は赤いゼリー状となり甘味をもつようになる。これが意外とデザートに思えるくらいおいしいのだが、普通は未熟な果実を食べてしまうので味わうことができない。隠れた珍味と言えるかもしれない。


栄養

ビタミンC等の水溶性ビタミンを多く含む事や、苦味の成分が健胃効果をもつことから、近年では夏バテに効く健康野菜・ダイエット食品としての認知度が上がってきている。


料理

若い未成熟な実の部分を縦に切って、スプーンなどでタネや綿をとりのぞいておく。薄切りにして水にさらし、炒め物などに利用する。ゴーヤチャンプルーが有名。おひたしや和え物、鶏肉やキャベツと炒めたり、天ぷらや(揚げて)チップスにしても美味しい。ゴーヤチップスやゴーヤ茶などにも利用される。




種まき

外皮が硬いので発芽率はそれほど高くありません。一昼夜水につけて浸水してからポリポットに播くと多少は発芽率がよくなりますが、10粒播いて10粒発芽するとは思わないほうがいいです。また、発芽には高温を必要とするので4月に入ってから播くことをお勧めします。


苗の選び方

苗を購入する場合は、ひょろひょろしていなくてがっしりしたもの、葉が大きなものを選んでください。タネから育てる場合は、昼間30℃、夜間20℃を目安に温度管理をして、充分な日射を確保するようにしてください。





苗を植える

条件が整えば2階までツルが届くくらい生育旺盛な植物ですので、プランターは大きなものを用意してください。用土が30Lくらい入るとうれしい。また、日よけとして簾(すだれ)のように利用できるほどなので、支柱を立てたりネットを張ったりしてツルが充分に伸ばせる環境をそろえてください。


肥料

実がつきはじめたら月に1、2回くらいのペースで肥料をあげましょう。多少あげすぎたなぁと思っても気にする必要はありません。


水やり

苗を植えてからはたっぷりと。けっこう水を吸います。


収穫

開花から15〜20日ほどで収穫できます。収穫が遅れると実がオレンジ色になり食べるのに適さなくなるので、欲張らずに適当な大きさのところで収穫してください。食べきれないくらい多くの果実がついたら、翌年の種採り用としてわざと完熟させるのもアリ。



気をつけること

6〜7枚葉っぱが出てきたころ、親ツルの先端を摘み取る(摘心)と子ツルが伸びてきて草勢が強くなります。もし摘心しないと、親ツルには雌花が少ないので着果数も減ってしまいます。


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