キュウリ
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分類
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ウリ科キュウリ属
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原産地
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インド北部、ヒマラヤ山麓
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育てやすさ
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★★★☆☆
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特徴
夏野菜の代表選手であるキュウリは、トマトと並んで一度は栽培してみたい野菜のひとつに数えられます。採れたばかりのキュウリには薔薇のとげのようなイボがあり、素手で触るとかなり痛い。このイボは鮮度が失われるにつれて硬さを失っていくため、自分で栽培したものはスーパーで買ったものでは味わうことができない至福の痛みを味わわせてくれます。
栄養
キュウリは全体の90%以上が水分で、栄養素はビタミンC、カロチン、カリウムなどが含まれるが含有量は低く、栄養の多い野菜ではない。そのため世界一栄養が無い野菜としてギネスブックに登録されている。
料理
生でサラダ、寿司(かっぱ巻き)、酢の物、和え物などで食されるほか、ピクルス、オイキムチ、奈良漬け、醤油漬けなどの漬物の材料としても使われる。加熱調理されることは少ないが、煮物や炒め物としても利用される。
たくさん採れすぎて困ったときは炒め物にすると大量に消費できるので助かる。
種まき
発芽適温は25〜26℃。生育適温は18〜22℃。30℃を超えるような暑さでは生育が悪くなるので、夏野菜とはいえ真夏は苦手です。種まき時期はポットで苗を育てるなら4月上旬、プランターに直接播くなら4月下旬くらいでもいいでしょう。要は霜に弱いので避けられるような時期に種まきをすればOKです。暗発芽といって発芽に太陽の光を必要としないので、タネを播いたあとは新聞紙などで覆っておくこと。
苗の選び方
ひょろひょろと徒長していない茎の太いがっしりとした苗で、節間が短く、茎の太さが上下で著しく違わないものを選ぶ。開花していないものがよい。
なぜか?
苗を植えてしばらくは根っこを張るのにエネルギーを使ってほしいので、花芽がついていると実をふくらませるほうにエネルギーが行ってしまうため花芽はないほうがよい。
苗を植える
地上の茂り具合と土中の根っこの張り具合は1:1。根っこがたくさん張れる環境ほど大きく育ちます。なのでプランターや鉢は大きければ大きいほうがGood!
苗を植えたらすぐに支柱を立ててビニール紐などで縛りつけておいてください。
肥料
実がつきはじめたら2週間に1回くらいのペースで肥料をあげましょう。
水やり
けっこう水を好む野菜なので、これでもかっというくらいあげてください。乾燥には弱いので要注意。
収穫
葉が7,8枚くらいまでに着いた実は小さいうちにとってください。この頃はまだ樹がそれほど大きくないので、実を大きくするのにエネルギーを使うとその後の生長に影響してきます。ここは涙を飲んで収穫してしまいましょう。どうしても食べたい人は小さめで収穫して味わってください。
気をつけること
主茎と葉の間からわき芽がどんどん出てきます。これらは小さいうちに取ってしまいましょう。キュウリのことを考えたら伸ばしたいところですが、プランターだと管理が難しくなるので涙を飲んで取ります。
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