自然農法を実践するプロの野菜農家が伝えます、ベランダでのプランター家庭菜園(ガーデニング)の極意!
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根っこ野菜といえばニンジン、ダイコン、ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ・・・などなど。あまりプランター栽培に向かないような印象がありますが、やってみるとけっこううまくできるもんです。種まきから収穫までの期間が長いので、場所だけ占領してしまって食べるものがない!なんてことのないよう実野菜や葉野菜もあわせて栽培していくのがコツのコツ。


栄養

野菜の栽培でとくに必要だと言われている栄養素はチッソ・リン酸・カリの3つ。もちろんこのほかにも微量要素といわれているようなものも必要なのですが、プランター栽培でそこまで気にする必要はないと思います。
主要3栄養素のうち根っこ野菜がとくに必要とするのはカリ。これは根を充実させるるのに必要な栄養素だと言われています。肥料を与えるときはカリの割合が多いものを選ぶとよいでしょう。
栽培は長期間におよびますが、あとから何度も肥料をあげるよりも最初に土に含まれている肥料分だけで育てるのが理想です。もちろん肥料が足りないと判断したらあげてください。


プランター

一口にプランターといっても浅型、深型、菜園用など色々な種類のものが売られています。 根っこ野菜は地面の中で育つものがほとんどでけっこう深さが必要になってくるので、30cm以上の深さのあるタイプを選びましょう。 もしくは肥料袋などの厚手ビニール袋に土を入れて栽培することもできます。


管理

ニンジン、ダイコンのような種をまく野菜の場合は・・・タネを播いたら終了!果報は寝て待て!というほどじゃありませんが発芽してきて混み合ったところを間引くくらいで収穫までたどりつきます。
ジャガイモのように種芋を植える野菜の場合は、土を追加して(寄せて)あげるくらいで収穫まで放任。
なんだ根っこ野菜って簡単ですね。


水やり

ニンジンは発芽させるときは湿潤に、大きくなってきたら乾燥気味に育てます。サトイモはずっと湿地帯のような湿り気を維持しつづけます。
根っこ野菜の場合は野菜ごとに水のあげかたが違うのでひとくくりにはできません。いずれにしてもカラカラにしおれさせるようなことがなければ収穫までたどりつけると思います。





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